歯ぎしり、くいしばりについて
虫歯がないのに噛むと痛みを感じたり、冷たいものがしみるなどの症状があるとき、歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。
特に、寝ているときに歯の痛みで目が覚めたり、朝起きた時に歯が痛い、または顎がだるいなどの症状があるときは、強く疑われます。
歯ぎしり、くいしばりによって、歯の痛みが起こるだけでなく、歯が動揺したり、ひどい場合は、歯が破折して、抜歯をしなければいけないこともあります。
また、肩こりや頭痛、めまいなどを伴うこともあります。
歯ぎしりの原因は、ストレスなどが言われていますが、よくわかっていません。
では、歯ぎしりが疑われた場合、どのようにすれば良いでしょうか。
まずは、起きているときに、くいしばる心当たりのある方は、時々意識して、強くかんでいるなと感じた時は、力を緩めるように習慣づけてください。一般に、安静にしているときは、上下の歯は、接触していないので、そのことも参考にすれば良いでしょう。
寝ている時の歯ぎしりは、意識的に防げないために、歯ぎしり治療用のマウスピース(ナイトガード)を作成して、対応していきます。ナイトガードは、歯科医院で作成することができ、健康保険が適応されます。
ナイトガードを装着して寝ることにより、強い力から歯や顎を保護することができます。